中性脂肪が体に余分についた状態、これが”肥満”です。食物等を通して摂取するエネルギーが、消費するエネルギーより多くなると余分なエネルギーが中性脂肪として体内に貯蔵されます。 この貯蔵脂肪は、飢餓や絶食等によってエネルギー補給がされない時に消費されます。その消費されるしくみは、まず、リパーゼという酵素によって遊離脂肪酸とグリセロールに分解され、その遊離脂肪酸が血液中に放出され、全身の細胞に 運ばれ、エネルギーとなります。
改善策
中性脂肪は食事の影響を受けやすい為、普段の食生活を改善することが肥満解消・コレステロール減少のカギと言えます。 食べすぎや早食いを控え、脂っこい料理を食べ過ぎない等の注意が必要です。さらに、運動によって摂取エネルギーと消費エネルギーの バランス改善をはかる事も大切です。
4つの脂質
私達の血液は「血清」「血小板」「血球」に大別されます。血清の90%は水分で、残り2〜3%の中に脂質(脂肪)が含まれます。この脂質に、
コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸等が含まれます。
コレステロール:
コレステロールは体の細胞膜を構成する成分です。
中性脂肪:
中性脂肪はトリグリセライドともいい、体内の脂肪細胞に蓄えられ、貯蔵用のエネルギーとなります。
リン脂質:
細胞膜の構成成分。体内の不溶性物質を水になじませる役目があります。
遊離脂肪酸:
そのまま体内で使えるエネルギーです。
肥満度チェック
肥満度を求める計算方法はいくつかありますが、その中でも【BMI方式】が推奨されています。これは、
体重(kg)÷身長(m)の2乗
を計算して、22を標準体重とする方法です。計算結果を下記の判定と照らし合わせて測定してみましょう。
(計算値) (判定) 20未満 やせている 20〜24 標準 24〜26.5 太り気味 26.5〜 肥満
高脂血症
高脂血症とは、血清の脂質が異常に増えた状態で、自覚症状が無く進行していくケースが多いのが特徴です。血液中の中性脂肪・コレステロール 等の脂質値が異常に高く、特に中性脂肪の値が高い状態を「高トリグリセライド血症」、同じくコレステロール値が高い状態を「高コレステロール血症」といいます。